目次
- 保育士の離職率高すぎ説
- なんで保育士の給料は安いの❓️
- なんで保育士になりたいの?
- 保育士は子どもと遊んでるだけ❓️
- 子どもと一緒に美味しい給食❓️
- 子どもと一緒に昼寝してもいい❓️
- 保育士不足だと子どもも保護者も安心出来ない
- 辛いことばかりではない
- 皆で見守りたい 子どもの成長
- 今もあるのかな?
- 昔はこうだったとか今はこうとか
- 三つ児の魂百まで
保育士はメンタルを崩しやすい職業の1つらしいですね。今でも 女の子がなりたい職業の上位にはいるものの、実際保育士の資格を持っていても、保育士として働いている人は少ないということ、潜在保育士が多いということは ご存じではないかと思います。
保育士の離職率高すぎ説
私の周りの保育士も、転職したという人が何人もいます。辞める理由としては、色々ありますが、仕事の割りに給料が安い。夢と現実のギャップが酷かった。人間関係に疲れた…等々で 今どこでも保育士不足なんだと思います。
なんで保育士の給料は安いの❓️
大切な命をあずかる責任重大な仕事なのに…
国家資格なのに …
こんなに毎日体力も精神もすり減らして頑張ってるのに …
報われないなぁ
そう思っている保育士は多いと思います。
考えられる理由として 個人的に考え付くことは、世間からは 誰でも出来る仕事だと思われているということ。育児と保育を一緒のものと考えている、 思っている人が多いのかな❓️と思います。
保育と育児は似て異なるものです。育てるのはあくまでも親です。保育は読んで字のごとし、その育ちを保つ事が本来の仕事だと思っています。元気に登園してもらって、保育園で元気に過ごして、元気な姿のまま親御さんに返す。それが最大の仕事だと思います。少なくても私が保育士として働き始めた20年前はそうでした。子どもが危なくないように、事故が起こらないように配慮しながら、子どもと一緒になって遊ぶ。その遊びの中で色々なルールや良いこと悪いことを伝えてきました。それで保育園や保育士に対して親御さんからクレームが来るということは、今よりもずっと少なかったように思います。しかし、ここ何年かの間に 、保育園へのニーズが多様化してきています。乳児クラスでは母乳(ミルク) から離乳食への移行のことや、トイレトレーニング 幼児クラスになると、文字の読み書きや、英語 、スイミング、体操など…これは 保育園や保育士のすることなのだろうか❓️と疑問に思うことが増えてきました。
なんで保育士になりたいの?
ずいぶん前のことになりますが、職業体験に来た中学生に なぜ数ある職業体験の中から保育園を選んだのか動機を聴いたら、可愛い子どもたちと1日遊んでいるだけで、お給料がもらえるのは いいなぁと思った。給食が出るから。
楽そうだから。昼寝出来るから…
という何とも ガッカリな返答だったのですが、世間に思われている保育士像はそういうものなのでしょう。だから 、女の子がなりたい職業の上位にランクインしてるのも、給料がなかなか上がらないのも納得できます。
保育士は子どもと遊んでるだけ❓️
そう見えるかもしれませんが、そう思っていては、夢と現実のギャップに失望してしまうでしょう。
実際 遊んでいるだけで給料をもらっているわけではありません。とは言っても、 子どもと一緒になって遊ぶのは、保育士の大事な仕事の1つだと私は思っています。
なのですが…人手不足の今は子どもを見守るのが精一杯で、一緒に関わって遊べることは 昔に比べると減ってしまったかなぁと感じています。
子どもと一緒に美味しい給食❓️
給食が食べられるというのは 全ての保育園に限ったことではないと思います。お弁当持参の所もあります。 そして保育士は早食いの人が多いと思います(笑)
子どもと一緒に楽しみながら、ゆっくり食べる なんて理想を抱いていても、現実は子どもが食べるのを手伝ったり、苦手なものを食べてもらうには小さく切ってみたり、好きな食材と混ぜてみたり、話術で何とか食べさせようとしたり 食べこぼしがあれば 食べてる途中でも 掃除したり 誤嚥はないか 等自分がゆっくり食べている時間はありません。仕事の間を縫って、かきこんでいるという保育士も多いと思います。職業体験の学生さんは さすがに別室でゆっくり食べていただいていますが…
子どもと一緒に昼寝してもいい❓️
昼寝 確かに実習生さんや職業体験の子達には、「添い寝してトントンってしてあげてね 」とか お願いすることもありますが、一緒にお昼寝をしてはいけません。
*今は、感染症の問題や布団からお昼寝コットに変わったこともあり添い寝は減りました。
小さな子たちは寝ているときに亡くなってしまうという危険性があるので15分毎に寝ている向きを確認したり様子を観察します。 それに寝付きの悪い子もいますし、寝ているからといって安心は出来ないのです。そして見守りながら その時間に連絡ノートを書いたり、荷物の確認をしたり、作り物をしたりと とにかく仕事は山積みです。
給料が安いのはなかなか改善できそうもありませんが、人手を増やすことで、改善できることは沢山あると思います。
保育士不足だと子どもも保護者も安心出来ない
保育士足りない
↓
子どもたちに適切な保育が難しくなる
↓
保護者からクレームが来る
↓
クレーム対応 謝罪 反省 どうすれば良いか
話し合いは するものの
↓
手が足りないとニーズに応えるのは難しい
↓
保育士1人1人の負担が増えると
↓
体力 気力 思考力 キャパシティオーバー
↓
ミス等が増える(荷物の入れ間違え、子どものケガや事故、時間内に仕事が終わらない)
↓
上司や主任から注意 指摘をうける
↓
凹む 自分はダメな保育士だと思ったり
イライラして 子どもたちに対しても 思わず辛くあたってしまったりする。
↓
夢見てなった保育士 こんなはずじゃなかった
私 辞めます…
こんな風にもう正に負のループです。
保育園に落ちて保育園に入れない
日本死ね 等とニュースになってからだいぶ月日が流れましたね。
色々 対策がねられて 色んな形の保育園という名の箱は増えたけど、中身はどうでしょうか?
そして保育料無償化 保育指針も変わり これから益々保育園に対するニーズは高まってくると思われる。なのに それに対応できる、保育士が足りなければ、どんなに子どもを 受け入れたとしても、望まれる保育は実践することが難しい。
どこのどんな人が保育士のおかれている環境を把握して、どこまで保育士の想いを汲んで、今の このような状況になっているのか分かりませんが… 事件は現場で起きているんだ‼️ということを、偉い方 には もっと理解していただきたいと思います。
辛いことばかりではない
保育士 大変な仕事ではありますが、こんなにやりがいのある仕事も他にはないと思います。そしてこんな可愛らしい子どもたちの会話を聴くことも出来ます。
前の職場で動物園に行ったとき
シマウマ🦓を見ながら、ずっと
「てんてー見て見て しましまのおばさんがいるよ。」
しましまのおうまさんと言っているのだが、どーしてもどーしても しましまのおばさんに聞こえてしまう。
しましまの服を着たおばさんがいたらどうしよう(((((゜゜;)と 周りを見たけれど 幸いいなかったので 良かったです。
これは ホワイトタイガーさん
お昼寝中でした 気持ちよさそーでした
「おーい トラー朝だよー」
「起きないねー」
「◯◯くんみたい」
お昼寝から なかなか起きないお友だちのことを言ってました😅よく見てるのですね
侮るなかれ、2歳児の観察力🧐
先生はビンボーなの?
どっちのてに入ってるか❔
という ゲーム
こっちの手かなぁ❔
わぁ てんてーすごーい‼️
ビンボービンボー‼️(ピンポンピンポン😃💡)
と 言っているのだが 周りにいた保育士皆に
ビンボービンボー‼️と聴こえた😅
思わず、えっ?ビンボーって言った?
と聴くと そんなこと言ってないのになという表情で、( -_・)?びんぼー?てんてーびんぼー?と言うので、まぁお金持ちではないかなぁ でもびんぼーという程でもないかな?
と答えると
てんてーは遊んでるからだよ‼️
とキツイ突っ込みが💦
えーとねーこういうお仕事なんですよ😅
子どもたちからはそう見えてるのですね(笑)
そんな可愛らしい 話を聞けたり、成長を見守ることが出来るのも 保育士ならではの楽しみです。
遊んでるからだよ!とキツイ突っ込みが入ったけれど、私は なんだか嬉しかったです。ポジティブに考えれば 子どもたちからは 遊んでいるように見えるのですよね😊私はずっと そんな保育士でいたいと思っています。もちろん 保育士として、ダメなことはダメ❗️は伝えていきますが、基本的には全力で (段々体力も衰えて参りましたが)、遊べる保育士でいたいです。
皆で見守りたい 子どもの成長
保育園 保育士はパパ ママの応援団
保育園に子どもを預けて働いている人達なら必ず通る道かと思いますが、
初めて 子どもを保育園に預けて仕事に行った日のこと覚えていますか❓️
毎年4月になると私も 我が子が保育園に通っていたときの事を思い出します。
四人四様でしたが 預けるときに、大泣きだったのは、皆同じでした
もう 今は笑い話ですが 保育園の門の所の柱につかまって、保育士さんに無理無理に引き離されていたこともありました
だから パパやママの気持ちも 保育士としての気持ちも両面が分かる今では 大分 落ち着いて、色んな場面にぶつかっても、ドーンと構えていられるようになりました
保育園に預けるときに 泣かれて 後ろ髪を引かれながら 心の中でごめんねと呟きながら、ママも泣きたくなっちゃうよーっていうことも
あると思いますが、大人が思うよりも、子どもたちは置かれた環境に慣れるのが とても早いし、上手です。いつの間にか 成長して 年中さん頃には、お迎え早いよ❗️なんて 言われることもありました。
パパ〰️ママ〰️😭と泣かれるのは、ほんの少しの間です。お仕事している間も “保育園では今頃何してるんだろ❓️”って気になりますよね。 子どもたちも子どもたちなりの 初めての集団生活のなかで 色々なことを学んでいます。三つ子の魂百まで とはよく言ったもので、本当に 3歳までをどう過ごしてきたかで
人格形成のほとんどが出来上がってしまうと言っても過言ではありません。
一番大事な時期の頭と心の栄養は ビタミン愛です。私たち保育士が日中、どんなに可愛いがっていても、パパやママの愛情には とてもとてもかないません。子どもたちは 保育園で 色々なことを頑張りながら、保護者のかたのお迎えを 首を長くして待っています。
お迎えの時にパパやママの顔を見つけたときの あの嬉しそうな顔といったら なんとも 例えようのない表情です。
今もあるのかな?
育休明けパパを襲うパタハラ?
男性も育児に 積極的に参加しましょうと世間が声をあげ初めてから だいぶ 時はたちましたが、やはり まだ この国は男性は外で一生懸命働き、女性が家事 育児を担うという 文化が根強く残っているのでしょうか?
パタハラとは、簡単にまとめると、産休や育休を取ったパパさんが 休み明けに 違う部署に飛ばされたり、給料がカットされたりしてしまうことを言うそうです
気づいて その皺寄せ子どもに来ますよ!
そもそも、そんな仕打ちをする企業や会社側がなんで、男性の育休制度を設けているのでしょうか?
共働き家庭が増えた昨今、男性も育児に積極的に参加しましょう と声を大にして、イクメンだとかベストファーザーだとか…そんな言葉が聴かれるようになったけど、影では、そんな頑張っているパパ達がそんな仕打ちを受けているなんて
少子化対策の1つでもある育休制度 本当に誰もが安心して使える制度になっていますかね?
子どもを保育園や幼稚園などに預けるのには人 それぞれ様々な理由があるかとおもいます。
私たちはそんな頑張っている保護者の方達の応援団です。しかしながら、どうしてもお預かり出来ない時もあります。
私の働いている園では37,5℃以上の熱が出た場合、保護者の方に連絡をさせていただいています。遠方に勤めている方や
片親のご家庭 連絡しても なかなかすぐには迎えに来られない時もあります。
やはり自分も子どもを育てながら、仕事をしていたので、よく分かりますが、緊急時 特に保育園時代は より多く子どもを見てくれる人がいた方が絶対によいのです。
緊急時に限ったことではありませんが、一人の手で子どもを育てるって、色んな面で無理があって、結果 その皺寄せは子どもにやってきます。
パタハラって調べてみて思ったけれど、育休から職場に復帰したら、転勤とか
男性の育休って復帰するタイミングは、職場によっても、色々なのかと思うのですが、ちょうどその時期って、ママも仕事始めようかな?と思っていたり、子どもも、保育園が決まって、慣らし保育がこれから…というご家庭が多いのかな?という気がします。
いちばん 手が必要な時ではないかと思います
私はステップファミリーで、シングルで子どもを育てる大変さとか、子供にとってパパの存在がどれだけ大きいか、ちょっぴり分かるつもりです。
保育園に子どもを預けて仕事をするという大変さも… そして子育てが一段落して
保育士という立場から 色んなご家庭を見てきて どのお子様も皆 パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃん、ご家族の方が大好きです。私たち保育士は そんな育児に奮闘するご家族の方のほんの少しのお手伝いが出来ているのかな?という 立ち位置で私はいるのですが…
どうか企業や会社や社会の中で 人を遣う立場にある方たちにお願いします。
世の中の働くパパやママ達が 楽しく育児が出来るように、力をかしてください。 私には 今のこの社会の状況を変える力はありませんが、保育士のひとりとして、願うばかりです。
もう 保育士になって20年 その間には 子育ての期間もあったし、ちょっと介護の仕事をかじったこともあったけど、やっぱり 私は、保育士という仕事が好きです。もちろん 大切な命を預かる責任の重い仕事なのに 薄給だし 大変なことも沢山あるけれど、子どもたちの成長を保護者のかたと一緒に見守り、悩み 喜びを共有出来るというのは、この上ないやりがいを感じます。
ここ最近は 保育中の事故や事件が多いです。
ニュースを見る度に、他人事には思えず 心臓がバクバクします。どんなに謝罪の言葉を並べても社会的制裁を受けようと犠牲になってしまった命は戻ってきません。
保育士さんありがとう これからも小さな命に寄り添って等の温かい言葉が沢山寄せられてはいても 園や保育士はずっと背負っていかなくてはならない出来事で 正直 保育士の仕事 怖いなって大好きな仕事だけど こんなことあったら、どうしよう…あってはならないことだけど、どんなに気を付けいても、『絶対にない保証』なんてないんだなって どこの園でも ありえる出来事なんだなと 深く考えさせられます。
私がとても尊敬している先生が こんなことを言っていました。何か事故が起こったり、ヒヤッとする場面に出合ったり気付いたりしたら、その行動(保育活動)を辞めたり、排除するのではなく、どうしたら安全に出来るのかの工夫をして保育の幅を狭めないで欲しいという言葉を言われたことがあります。
色んな事故があると、その物自体(遊具等)を排除したり活動(散歩、交流保育、等)を自粛している園も多いのではないかと思います。
でも やむを得ず保育の幅を狭めざるを得ない理由としては、やはり人手不足が大きいかなと思います。
こんな思いしてまで保育士続けたくないって
思ってしまうような、環境だったり、責任の重さに潰されてしまったり…時々考えることあります。保育士ってなんなんだろ❓️
保育士になりたてだった20年前と今 保育のやり方も 保護者のかたの思いも もっと広い意味では社会全体が、ずいぶん変わったなぁと思います。
昔はこうだったとか今はこうとか
そんなの関係ない❗️
時代のせいなのでしょうか?
子どもたちが心身ともに健やかに成長していくのには、やはり親御さん方のご協力を得られないことには、難しいのかなと思います。これは時代の流れとは関係ないと思うのですが、私が間違っているのでしょうか?
保 教 療 知 食
育 育 育 育 育
全て 育ちという土台の上に成り立っているものです前述してありますが、子どもを育てるのって 基本 親ですよね❓️間違ってますかね❓️
様々な事情がある世の中 子どもを育てられないという家庭があるというのも
分からなくはありません。
だけれども、『保育士は子どもを見てるのが仕事なんだから、なんでも保育園で、お願いしますよ こっちは保育料払ってるんだから』
と お腹の底で 頭の隅で思ってませんか?
その子にしっかりと向き合って育ててくれる人がいれば、人というのはお父さんお母さんだけでなく、おじいちゃんでもおばあちゃんでもです。もっと言ってしまえば血の繋がりはあまり関係なく、その子にどれだけの思いがあって、愛情が伝わっているかで、育ちという土台がしっかりと育まれて行くと思います。
私たち保育士は、その育ちをサポート
お手伝いする事が お仕事だと私は思っています。育児はとっても大変だけれど、楽しくもあります。
三つ児の魂百まで
3歳まで欲を言えば5歳まで心の栄養をたっぷりあげて、しっかり向き合って、土台をしっかり育むことで その後の伸び代がグーンと広がると思います。
時代が変わっても保育が変わっても
そこは 変わらないんじゃないかなと思うし、変わらないでほしいなと思います。
教 共 協
育 育 育
やっぱり意識として持っておきたいのはいつの時代も ですかね
長くなりましたが、最後まで 読んでいただき ありがとうございました。