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因果応報 (いんがおうほう)
「因果応報」とは、人の行いの善悪に応じて報いがあることを意味する四字熟語です。
「因果応報」は「いんがおうほう」と読み、「因果」と「応報」の2つの熟語が組み合わさったものです。「因果」とは、自己の存在にかかわる原因と結果のことを示しています。
「因果」には、すべての行為は後の運命を決定するという意味があり、どんな結果にも必ず原因があるということを表現し、原因がないと思われる事柄は、原因がわからないだけであるという考えにもつながってきます。
また、「応報」は、行為に対して受ける報いや果報のことを表します。
「因果応報」は、苦しいことやよくない出来事は自分自身の過去の悪い行いによるものであるという意味のネガティブなイメージがありますが、本来は、善いことも悪いことも自分が受ける結果のすべては自分自身に原因があるということを意味しています。
人が嫌がることはしない
「すべての者は暴力におびえ、すべての者は死を恐れる。わが身にひき比べて、殺してはならない。殺させてはならない。」
(ダンマパダ129より)
子どもたちへ
友だちから 悪口を言われたり たたかれたり、いじわるをされたら 嫌な気持ちになりますね。
だから、そういうことは友だちにもしないようにしましょう。
くやしいからといって、八つ当たりするのも良くないです。
大人の人たちへ
大人になっても 同じです。ブッダは 自分の身に起こることを考えて、暴力や争いで人を傷つけることをやめなさいと、繰り返し説いています。思わず悪口を言ってしまったとき、腹黒い気持ちになったとき、相手の気持ちになって考えること=思いやり の心を思い出したいですね。